多摩丘陵から。

トレイルランニングを中心とした日々の雑記帳です

レースレポート9-1 2016 第8回ハセツネ30K 反省と課題

ハセツネ30Kから一夜明け、今日は生暖かい雨の中通勤しました。朝起きたときは、ガチガチの身体も、夕方にはほぐれてきましたね。心地よい疲労感に逆に仕事もはかどりました!さて、ハセツネ30Kを改めて振り返ってみます。

■装備
Mountain Hardwearの大ファンの私。こんな装備です。

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THE奥宮モデル。もちろん、レインウェアもしっかりとMHを携帯。ステマか?というほどのスタイルですが機能は素晴らしくレース中ストレスを感じたことは一切なしです。今後もこのスタイルで行きたいです。

■水分
30Kというショートのレース。ただしレギュレーションでは水1.5Lですからきちんとバックパック型のハイドレーションを持ちましたよ。ただし、スタート前までに少し飲んで1Lあったかないかかな?

■補給
レース前日まで特に食事に気を付けることはありませんでした。これまでカーボローディングすると胃腸がおかしくなる反省を踏まえ、まさに普通。ただ、注意したのはスタート直前まで何かしらエネルギーを摂取したことです。これによりスタートから全開スタートできたと思います。食糧は最近お気に入りのカロリーメイト2パックとウィダーインゼリー2個。ここで反省点。このようなハイペースの心拍数の上がるレースでカロリーメイトは絶対にダメ!!口に入れた瞬間、口の中の水分がなくなり、吹き出しちゃいました!コスパはいいのですがシーンを考えないといけませんね。良かったのはウィダーインゼリー。意外と食べごたえがあり、そしてキャップがあるので半分ぐらい食べて改めて収納できる。何よりもお腹に優しい。ハンガーノックを感じることなくゴールできました。信越五岳やFTRなど、デポが可能なレースならこれで十分ですね。

■あとがき
巷では男女トップでゴールを切った選手の必須装備品不携帯による失格に盛り上がりを見せております。これについて意見が出尽くした今、私のような凡人は意見などありません。ただ、MtSNトークイベントで石川弘樹さんが懸念していた「ロードからトレイルに入ったばかりの方に対する教育が難しい」という点がまさに現実となった形です。 

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 懸念されるのは男女トップのランナーの精神状態です。もう十分、反省されたでしょう。なんせ天国から地獄を味わったわけですから。行き過ぎた誹謗中傷に悩まないでくださいね。トッキリ場で私をパスした女子トップ(になるはずだった)選手の、気持ちの良い挨拶と力強い走りとオーラ。本当に尊敬しますし一気に憧れました。ブログを拝見したところ気丈にふるまっていて一安心ですが、いや、そこまで謝らなくても…、、あ、ごめんなさい。

レースレポート9 2016 第8回ハセツネ30K

2年ぶりのハセツネ30Kに参加しました。結果3時間11分台で目標の15分を切り、無事、ハセツネCUP優先エントリー権を手にすることができました。参加エントリー2,000人のレースで40位台、その世界は予想以上にレベルの高いものでした。

■ハセツネ30K
2016年4月3日 8時30分start  制限時間7時間
コース:東京都奥多摩山域

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 ■結果3時間11分
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■前日
 先週のなんちゃって試走以来、ノーラン。年度末の忙しさは言い訳にはなりません。さすがにノーランのまま本番はダメだろうということで、軽く1時間jog。そして1日限りの禁酒&ウォーターローディング。23時に就寝するも興奮して中々寝られず。コースイメージ、レースシュミレーションしていたら最初のロードを登っている途中で爆睡!

■当日
 カーテンを開ける、「あ、あ、、、雨!!」なんと、雨。この天気がレースに与える影響はわかりませんでしたが、とりあえず始発で6時15分に武蔵五日市駅到着。会場付近は雨が降っていないことにホッとしました。余裕を持って装備品チェックして準備&アップ。スタート30分前に前方に並びました。結構前の方に並んだつもりがやっぱり後ろになっちゃいました。今後は先頭に並ぶのがちょうどよいのでしょうね。さぁ、スタート!アップも万端ですから足が動く!キロ4分ジャストのペースで林道に突入!さすがに登りに入るとキロ4分半に落ち着き、脱力しながらロードをひたすら登ります。北沢峠に来る頃には周りのランナーもちらほら。渋滞もせずトレイルに突入。(twitterなど見ると私が通過してから10分ほどで大渋滞になったとか…)トレイルに入ればこっちのもの。走ろう!どんどん抜こう!が、やはり周りもレベルが高く登りは当たり前のようにみなさん走ります。それでも登りに強いと自負する私。順位をどんどん上げることができました。さすがに、これまで経験したことないペースですから、脹脛がつるような症状が出て不安を感じましたが後方からもランナーが迫っており攻めた走りを続けました。第一関門の篠窪峠では40位代との情報をいただき俄然やる気が出て、キロ3分半~4分の猛スピードで落合まで駆け下りました。落合からトッキリ場までは急登!それまでの攻めた走りの跳ね返りで足がまったく動かなくなりました!歯を食いしばって走ることはしましたが、脹脛に力を入れると、吊るような、痙攣するような感覚に怖くて飛ばせません。トッキリ場までの急登は例えると脹脛が平均台の上をフラフラしているような、いつ落ちても(死んでも)いい状態でした。数人のランナーに抜かれましたがその力強い走りに、地足とスタミナの違いを痛感しました。また、ここの登りで女性トップ選手にパスされました。小さな体に溢れるパワーとオーラ。凄かったです。入山峠まできたら、勝手知ったる気持ちよいコース。脹脛をケアしながらの走りですからペースも上がりませんが、本当に楽しかったです。変電所からゴールまでは、これまでの道程を振り返りながら「現状、できることはやった」と達成感にひたりながら走り、ゴールラインを切ることができました。

■ 総評
トレーニング:
ここ半年、月間200km~300kmの走行距離でしたがほぼ毎週トレイルラン行い、歩かないことを念頭に、そして距離よりも行動時間を重視したトレーニングが功を奏したと思います。そして筋トレ。腹筋、腰、肩の補強は登りの粘りに効果があったと思います。
レース展開:
50位以内の位置で終始レースを展開しレベルの高さを痛感しました。スピードが違う。これまで「登りは歩く。」をモットーにしていた私には想像がつかないスピード感。この位置でも凄いのですからトップは想像できません。
今後のトレーニング:
やはり、スピードもそうですが、地足とスタミナの違いがレース後半の走りに影響が出たと思います。秋に予定している、信越五岳、ハセツネ、FTR100へ向けて、地足の強化に努めたいと思います。 

今月は、もろやまトレイルラン、FTR名栗の2レースを控えています。いずれもショートの高速レース。順位を狙っていきたいです。

■地元名産、のらぼう菜入りのすいとん、おここ入り!うまかった!

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トレランレポート8-1 2016ハセツネ30K試走 やり直し!

1週間後に迫ったハセツネ30K。2月中旬に試走を行ったことはレポートのとおりです。3戦目ということもあり、コースイメージもばっちり。あとはレースに臨むだけ…。

trailkun.hatenablog.com

 そんな中、コメントでルート変更の情報をいただきました。これまでもルート変更あり、刈寄山まで砕石工場を通るルートに変わったりだとか、その程度の大きな変更ではないんだろうなと安易に思いながら公式ホームページを覗いてみると…。ルートが逆回り!?

●変更点
入山峠(北沢峠)まで10kmロードとなっており、その後はこれまでの大会のコースを逆走するというコースです。特筆すべき大きな変更点は入山峠までのロード。ここは未知のルートなので早速試走に行ってきました。

●試走
武蔵五日市駅からスタート。いつもの林道入口では左折せずここはまっすぐ。

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ひたすらロードを行きます。途中、採石場のトラックが行き来するので注意が必要です。採石場まで約6kmここから盆堀林道です。さすがに斜度もきつくなります。北沢峠まで残り約2kmはきつかった!久しぶりに内臓が熱くなりました。入山峠まではいかず、この北沢峠からハセツネCUPのルートに復帰するのですが…

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恐らくここは登山道ではなく保線技術者用のルートかと思います。一応、刈り払いされており通行はできますが急登。鋭利に切られた木は危険で、足元も不安定。そして途中からコースは不明瞭に。ルートは正しいかわかりませんが歩けるルートを選択しトッキリ場に到着。 (2016/4/4追記_レースに参加したところ少し登ってV地にUターンしてすぐに登山道に復帰しました。そりゃそうですよね。)

こんなテクニカルで急登なルートを取らず、入山峠までロードで行き、そこからトレイルに入ったほうがいいのでは?と、ずっと頭に「?」があるままこの急登を登りました。この後、醍醐方面には行かず、入山峠から下山しました。ちょっと仕事でお疲れ気味なので無理せず…。です。

距離17km。時間にして1時間30分程度。いいペースで走ることができました。

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2016 戦闘服購入!Moutain Hardwear Bizzle SO Jacket

待ちに待ったMoutain Hardwearの春物が出ました!その中でも気になっていたのが奥宮さんと共同開発したBizzle SO Jacket。私は発売前に奥宮さんのセミナーに参加して奥宮さんご本人が着用してるのを拝見しており、さらには奥宮カラーも発売されるということから絶対に手に入れようと思っていたウェアです。MtSNでも紹介記事がされるほどの目玉商品。2月下旬発売。

www.mtsn.jp

しかし、最寄りの昭島や立川の石井スポーツで取扱いなし。netで調べると直営店でもすぐに売り切れるとのこと。そんな今日、仕事も早く終わったので東京駅大丸の石井スポーツMoutain Hardwearブースに立ち寄ったところ、在庫があるではないですか!実際に手に取ってみると、防水ジャケットとは思えない手触り。嫌な衣擦れ音もしない。アジアサイズということで、身長169cmの私でSサイズがジャストサイズ。

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もう、四の五の言わず即購入!

さらに、Moutain Hardwear×montrailロゴプリントのタンクトップを発見!瞳孔全開!テンションMAX!店員さんにどういうことか説明してもらうと、ユーザーからの要望が多く通常のタンクトップにMoutain Hardwear×montrailロゴをプリントして通常金額より1,000円プラスして販売をすることになったそうです。色はgreen限定とのこと。

うんうん!買います!

その途端、奥に消える店員さん。しばらくして戻ってくると何やら同じgreenのシャツを片手にしています。その刹那、私にTシャツバージョンを紹介するではないですか!タンクトップと同じく肩と脇は優しい生地になっており摩擦ズレはなさそうです。

もちろん!買います!!

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これで2016年の戦闘服が整った!!!

その他、新色のFluid Race Vest Packや新作パンツもあり、悩みましたがすでに4万円超える購入金額でしたので断念。来月、また物色しよ!

Bizzle SO JacketとMoutain Hardwear×montrailプリントタンクにシャツ。東京駅の大丸石井スポーツにはまだまだ品揃え豊富ですので、買うなら今です!

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トレランレポート9 飯能アルプス 前半のみ

今年は飯能アルプススーパーウルトラトレイルに3年ぶりに参加します。気合一発、試走に行きました・・・が、飯能アルプスにおもいっきり制裁を喰らって、半ばの子の権現で撤退という憂き目にあった次第でございます。

 ●コース
東飯能多峯主山~天覚山~大高山~子の権現~西吾野駅

●距離 20km

●時間 3時間30分(子の権現まで3時間)

当初は武甲温泉までの全コースを走り切ろうとと想定していました。東飯能駅をスタートした時間が10時。山に入るには遅い時間でした。しかし先週末にハセツネ30K試走で約30kmを4時間弱で走ったということもあり、だいたい15時には横瀬駅につくかな~と安易に考えておりました。現実は飯能アルプスのノコギリのようなアップダウンに子の権現で撤退。何とか子の権現まで走り切ったのですが天覚山の登りとスルギの急登による足のダメージは想像以上。このペースで伊豆ヶ岳、正丸峠に行くと暗くなってしまうということもあり、下山となりました。次回は余裕を持ってスタートしたいですね。

●写真
多峰主山登山口はいくつかありますがその一つ。山頂まで急登です。レースでは通りませんが、せっかくなので。
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天覚山からの景色は少し霞がかっていました。
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スルギの尾根で獣の影が。すわッ!熊かッ!と思いましたがカモシカさんでした。
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今回は子の権現で打ち止め。来週は全コース走り切ろう。
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トレランレポート8 2016ハセツネ30K試走

今年、2年ぶり3回目の参加となるハセツネ30K。ここ最近の暖かさに雪も溶けただろうということで試走に行ってきました。

ハセツネ30Kは初参戦の2012年に何度となく試走しており本戦も2回経験していることからコースは熟知しています。わかりにくい篠窪峠からの登山道入口もわかってます。今回の命題は「歩かない」です。もちろん、ハイカーさんのすれ違いでは歩きますし、入山峠、篠窪峠では休息を入れますが、それ以外は「歩かない」です。2年前の自分との走力差を推し量りたいというものが試走の目的です。

●ハセツネ30Kとは…
距離約30K、累積上昇高度約1,600m。1,000位以内にゴールするとハセツネCUPの優先エントリー権が得られるもの。その他の情報はkeg@獣人さんのブログを見ていただければと。これ以上の情報サイトはありませんね!(本日の醍醐丸ピストンでkegさんとすれ違いました!)
http://blog.livedoor.jp/kegnetkeg/
さて、結論から言いますと、当初の目的通り「完走」することができました!過去の試走と本戦のタイム表をまとめてみました。今回の試走タイムは、2012年の試走時とくらべると1時間近く短縮できています。今年の本戦では3時間15分を切ることを目標にしたいと思います。
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●試走内容
始発で行こうと思いましたが案の定起きられず…。武蔵五日市駅をスタートしたのは8時半。まずはロードを5kmほど走ります。刈寄山登山道の渡河地点は杉の伐採で大分わかりづらくなっていますのでご注意を。
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刈寄山の登りはエグイ!だけどもまだ脚はフレッシュ。あっという間に山頂につきました。あまりに急斜面なので歩くスピードとほぼ変わりありませんが、歩くより走った方が感覚的に早いですね。
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入山峠から篠窪峠までの10kmはまたロード。これまで林道は後半歩いてしまっていましたが今日は歩かないがモットー。キロ6分という気持ちよいペースでガシガシ登ります。さすがに変わり映えのない林道の景色に飽きたころ、篠窪峠の登山道入口に。標高650m。ここがなかなか分かりづらいところです。
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仮設登山道は棘の枯草が凄まじく顔をガードして突き進みました。タイツは棘だらけ。本戦時は綺麗に刈られると思いますが、試走する際はタイツもしくはズボンを必携してください。傷だらけになります…。
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ハセツネCUP15kmポスト地点。ここからはハセツネCUPを逆走するコースです。

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あとは下り基調のトレイルを楽しみつつ、時たま激しい登り返しにニヤニヤしながら武蔵五日市駅まで戻りました。

●あとがき
この、とんでもないコースを歩くことなく(歩いた方が早いペースもありましたが)走り切ったことは自信になりました。また、このコースはハイカーも少なく(すれ違ったハイカーさんは片手の指に収まるくらい)集中して山と向き合えるのが素晴らしいですね。トレイル状況は、ほぼ雪は溶け軽アイゼンも必要ないという具合です。ただし上に記しましたが、仮設登山道は棘の枯草が凄いのでお気をつけください。

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セミナーレポート3 【FunTrails】代々木公園ナイトパークラン&1000mタイムトライアル

先月末に参加したFuntrails主催のランニングセミナー&スピード練習。 

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 独りではめげてしまうスピード練習もにぎにぎしく大人数でやれば頑張れるということを知り、今月も参加してきました。

●講習概要 URL FunTrails
2月24日(水)19:30〜21:00 参加費1,500円

●スケジュール
19:15 受付開始 代々木公園野外ステージ前 https://goo.gl/9qDHMX
19:30 セミナー開始
21:00 終了

●セミナー内容
・フォーム講習
・ラダーを使ったフォームトレーニング
・ナイトパークラン
・1000mタイムトライアル
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今回は25名という大所帯。奥宮さん曰く今後はartsportsさんの協力もいただけるようになったとのこと。ハセツネCUP優勝&そのお人柄ゆえに、多くの人が集まります。本日もいつもと変わらず丁寧なセミナーに「人格者だなぁ。」と思いました。それにひきかえ同い年の私と言ったら(苦笑)。さぁ、セミナーです。ラダートレーニングは2回目。前回よりもスムーズに大きな動きで行えたと思います。ナイトパークランは、予想してたよりも代々木公園外周が起伏に富んでおりびっくりしました。あまりの気持ちよさに個人的にまた来たいと思いました。1000mタイムトライアルは公園の内周をダッシュするもの。スタート前の緊張感、いいですね。私は奥宮さんに次いでのフィニッシュで3分15秒。前半ぶっこみ過ぎて後半タれるというお決まりのパターン。もっと精進しなければ…。

あいにくの氷雨でしたが、そんなもの全く気にならない程、楽しいスピード練習を行うことができました。私の課題は、もっと参加者の皆さまとコミュニケーションを取る事だなぁ。と思いました笑

一方で、一番の収穫は左足アキレス腱に違和感を感じず全力疾走できたこと。予想以上に早くアキレス腱炎が完治して良かった、本当良かった!今週末は飯能アルプスに取りつくぞ!