多摩丘陵から。

トレイルランニングを中心とした日々の雑記帳です

2016 ゴールデンウィークラン① ~川中島古戦場ラン~

有給を一発いただき7連休となった、2016年のゴールデンウィーク!楽しい時間は、ああっ!!!という間に終わってしまいました。はぁ、寂しい…。

1日目!

実家の春日山に帰る途中、長野に途中下車。大河ドラマ真田丸でも登場した海津城(松代城)まで行く川中島古戦場ランを決行しました。もちろん善光寺、茶臼山、妻女山も選択肢に上がりましたが、長野駅から海津城まで10km強というちょうどよい距離で、途中、犀川千曲川川中島古戦場跡を通過する、まさに上杉謙信公の一騎駆をなぞるような、ロマンあふれたこのルート。走らずはいられない!ということで決定したのでございます。 

ルート:長野駅 ~ 犀川 ~ 川名島古戦場跡 ~ 千曲川 ~ 海津城 (折り返し)

距離:約23km(100%ロード)

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長野駅をスタート。長野オリンピックで再開発された街中を通り、広い国道18号を通って犀川を横断。上杉軍はここを渡河して妻女山に陣をかまえたのですね~。今は治水対策がされておりますが、その頃は川の流れに任せた草原だったのでしょうか。

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長野駅から約7km程度で川中島古戦場跡に到着。第4次川中島の戦いで有名な謙信公による信玄公への斬り込みの一幕が、力強く今にも動き出しそうな銅像となっていました。想像力を掻き立てます!

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古戦場跡には、その第4次川中島合戦図がわかりやくす書いてあります。これまで頭で描いていたイメージが、現地の地形とこの合戦図で一気に鮮明になりました。この瞬間の鳥肌は忘れられません。

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……太郎義信の暴走(新田次郎武田信玄より)がなければ武田信繁も死ななかったかもしれないし、その後の武田家の運命も大きく変わっていたんだろうなぁ…。奇しくも、今、私の年齢は、古典厩信繁公が戦死した37歳と同じ。全くもって私は甘ちゃんだ!などと、しばし長考……。そのまま信玄公陣地の裏手を通って、海津城へ。今は核心部の本丸が公園となっておりますが、真田屋敷など含めるとおおきなお城のようでした。

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さぁ、ここから長野駅へ帰還!愛馬、放生月毛にまたがって、信玄公に一太刀入れた後、疾走して戦場を離れる謙信公になったつもりで走る!途中、第一義とはなんたるやを、足りない頭で考えるも全くもって考えがまとまらず、「まぁ、とりあえず今を精一杯生きよう。」と、絞りだした末の凡庸な結論に苦笑しながらも、胸を張って走るのでした。

ロマンあふれるの23kmのラン。長野駅で改めて北陸新幹線に乗車。上越妙高駅まで、地ビール、「信州浪漫」を飲みながら、そのユルカワなとぼけたキャラに隠された約400年前の血みどろの戦いに思いを馳せ、帰省するのでございました。

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