多摩丘陵から。

トレイルランニングを中心とした日々の雑記帳です

レースレポート3 第2回トレニックワールド in 飯能→越生 50km ②

レースが終わって2日目。身体のダメージは予想以上で、階段の上り下りも難儀です。本当に厳しいレースだった…。

さて、号砲5分前に何とかスタート地点に到着。取りあえずパシャリ。しかし、これ以降、写真など撮る余裕もなしです。ごめんなさい。

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スタートから最初のエイドの大高山分岐まで11kmほど。代わり映えのない景色と、繰り返す登りに精神的にも、体力的にも削られ、竹寺~子の権現の登りでは足に力が入らなくなりました。ほぼ中間点の西吾野に到着したのは、4時間20分。体に力が入らず、新調した靴も足にあわず、右足の親指爪が逝ってしまい、しかも強烈な日射し。高山不動尊への林道で歩きながら逡巡します。

このまま進んで途中動けなくなり迷惑掛けるなら戻って西吾野駅でリタイアしよう。いや、制限時間まで6時間ちょっと。ゆっくり行こう。いや、やっぱりちょっともうダメだ、、、戻ろう、、、。

結局気持ちが切れてリタイアを決意し引き返し始めました。するとすれ違うランナーから『どうしたの?』と問われます。都度、『ちょっともう無理なんで引き返しリタイアします。』と返答しますが途中から面倒になり、またそんな自分に腹が立ってきたので踵を返して、レースに戻りました。

しかし、泣きっ面に蜂とはこのこと。直後にコースをロストし、さらにハイドレチューブを固定するクリップが破損。せっかく登ったピークを登り返す虚しさ、そして暴れるハイドレチューブ。もうめちゃくちゃです。高山不動尊、関八州見晴台、黒山三滝、顔振峠など名所旧跡は一顧だにせず、何だか記憶も途絶え途絶え。助かったのは後半のエイド間隔が短いこと。目標が出来て頑張れました。最後はハンガーノックに陥ってしまい慌ててジェルを投入。ラスト2kmの河川敷は傾きつつもなお強烈な自己アピールをするお日様に辟易。ゴール後、その場にへたり込んでしばし動けませんでした。

靴は合わず、エネルギー補給もうまく行かず、ハイドレ破損も重なるという、不運なレースとなりました。高温と激しいアップダウンと厳しい制限時間は総合的に見てハセツネよりも難しいレースだと思います。今年の完走率はさらに悪いかもしれません。

ゴール後は、むちゃくちゃだよ!と、憤りがありましたが、落ち着いた今、達成感に包まれています。99%気持ちが切れた所から自分に克ったのは、本当に自信になりました。それに、レース中、ランナー同士が地図を片手にこっちだ~あっちだ~で妙な団結が生まれ、ゴール後、純粋にお互いの健闘を讃えあえたことは素晴らしいことでした。

かと言って、来年また出るかと問われると、怖じ気づいてしまいますが、、、(笑)ありがとうございました。

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しかし、右足親指の爪が死んでしまったこと、新調した靴がまったく合わなかったことは、とてもガッカリです。

はぁ。合う靴がみつからないなぁ。adizero XT3が恋しい。。。