トレランレポート4 名栗U字連山と登りの開眼
尊敬するトレイルランナーの奥宮俊祐さんが独立し立ち上げた「FunTrails」主催のレースが5月24日(日)に名栗U字連山で開催されます。これに先立ち、試走をしてきました。久しぶりの飯能エリアです!
■ルート(「FunTrails」からお借りしました)
■標高(「FunTrails」からお借りしました)
■距離 21.3km
■累積上昇高度 1,762m
■レポート
自宅最寄駅から飯能駅についたのは6:55。7:10発のさわらびの湯行きバスはトレッキング愛好家達で大行列!バスに揺られること50分弱。さわらびの湯バス停に8:00到着!(立ちっぱなしつらかった~。自家用車があればな~。)
天気は最高!名栗湖を中心にぐるっとU字に連山を走ります。いざ、出発!!
名栗湖畔から白谷沢の登山道に入るとプチ沢上り。マイナスイオンが立ち込める小滝を見ながらぐんぐん高度を上げていきます。しかして今日はなんか足が動くなぁ!
こんな感じでも登山道ですよ!足元は気を付けましょう!
まさに攀じる、絶賛、岩登り中!
林道に出ると沢登りも終わり。しかし、そこから棒ノ嶺までエグイ登りが始まるのです!(が、日向沢ノ峰の序章にすぎませんでした) 棒ノ嶺山頂は、素晴らしい景色!秩父・飯能アルプスがおっぴろげです!山って、本当にすごい!!!
棒ノ嶺から日向沢ノ峰のとりつきまでの4kmは、素晴らしいトレイル。足が動くからいつもだったら歩いてしまうだろう登りも走る。走る。限界まで走る。その意識が後々、登りの走り方の閃きに繋がるとも知らず。
日向沢ノ峰。とりつきから1.5kmほどで山頂ですが、粘土質の激坂で四つん這いにならないと登れない道は凄かった。雨だったら、難儀ですね。。。そして、カップラーメンとコーヒーブレイク!
日向沢ノ峰から少し逆走して左に曲がって、ちょっと行くと分岐です。ここを見落としてしまい蕎麦粒山方面へ少々行ってしまいました。ご注意ください。
尾根筋に鉄塔。こんな山奥に鉄塔を建て保守を務める東京電力の保線技術者様。本当に尊敬します。
有間峠にいったん出たものの、そこから登山道の入り方が分からず、しばしウロウロ。ちょうどハイカーさんが来られたので、わかりました!
そこからは、気持ち良い下り基調の尾根道。登りは絶対に歩かない。走る。歩いた方が早いだろうペースでも走る。心臓が爆発しそうになるけど走る。そうしていると、何となくわかってきました。登りのコツが!(後述)
有間山山頂。ここから逆川乗越まで激下りですのでご注意を。
逆川乗越から蕨山まで一転して結構な急な登りですが、コツを掴んだ私。歩かずに山頂到着です!
蕨山からは気持ちよい金毘羅尾根を鼻歌交じりに走ります!途中、ヒーハー!!!って言いながら。ヤバいヤツですね…。金毘羅神社奥ノ院からはラストスパート!!!
4時間26分、21.3km。ご馳走さまでした!!!
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距離は21.3kmと奥多摩駅-雲取山ピストンの半分の距離ですが、疲労感で言えばほぼ同等でしょうか。なんといっても日向沢ノ峰の登りは凄かった!本能的に巻き道をしてしまい2回ほどロストしてしまいました…。スタートから棒ノ嶺、蕨山からゴールまではハイカーさんが結構いらしゃるのでご安全に。追い越し時は歩いて、10m手前から挨拶を!!!
■チェックポイント
■ 糧秣
水分:2L強(途中補給なし)
食糧:カップラーメン1、おにぎり1、ウィダーゼリー2
■登りの開眼
以前、奥宮さんのセミナーで、奥宮さんが、「登りはきつくて足に乳酸がたまるけど、それはハッピータイム!頑張ったご褒美です!」と、おっしゃっていました。なんてM野郎だ!と、思いましたが、今回、わかりました。私の感覚ですが、下りから登りに切り替わるとき、足はフレッシュなのでちょっといいペースで登りに入ります。しばらく登ると大腿筋に乳酸がたまり熱くなって溜まらず歩いてしまうのが今まででした。しかし、今回、我慢しました。息が荒くなり、大腿筋が乳酸で熱くなる。その時ペースを落とし(極端な場合、その場で足踏み)乳酸を散らす感覚で耐えに耐える。そうすると、また登れるのです。最初の何回かは、手をついて血反吐はくほど苦しいですが、何度か繰り返すうちにハッピータイムになってきて、登りが楽しくなっていました!
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名栗渓谷。いいですね!このコースは地図をよく見ると、奥多摩駅からもアクセスできるようなのでこれからバリエーションが増えそうです!!