多摩丘陵から。

トレイルランニングを中心とした日々の雑記帳です

トレランレポート3 奥多摩駅 ~ 雲取山ピストン

奥多摩駅から雲取山の往復(ピストン)を走ってきました。

雲取山にはトレッキングとして、何度か登ったことがあります。雲取山荘でテントを広げ、翌朝、雲取山からご来光を拝みながらコーヒーを飲む…(現実は羽虫に襲われ退散…)。その下山の際、山頂でトレイルランナーに会い、どこから来たのか聞くと奥多摩駅からとのこと。その時の私のルートは鴨沢バス停を起点としており、しかもヒーヒー言いながら登ってきた有り様なので、奥多摩駅からなんて理解しがたい行動に思えました。帰宅後、ネットで調べてみるとトレイルランナーには有名?なコースであるようで、いつか私もやってみたいと思っていたルートです。

■コース全景

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■ルート 

 往路:奥多摩駅ー六ツ石山分岐ー鷹ノ巣山ー七ツ石山ー雲取山

 復路:雲取山ー七ツ石小屋水場ー鷹巣山避難小屋ー六ツ石山ー奥多摩駅

■距離 42km

■累積上昇高度 2,683m

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■レポート

奥多摩駅

始発に飛び乗り、奥多摩駅に到着したのは6:00!気合を入れてスタート!

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タイムズマートの脇の階段を上って道なりに登ると以下のような分岐が現れます。ここは左に曲がり羽黒三田神社参道を抜けることでショートカットしましょう。

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羽黒三田神社で参拝した後は以下のように脇を失礼して…

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林道に復帰したら道なりに登ります。(標識があるので迷わないと思います)しばし歩けば石尾根登山道入口に到着。さぁ、ここからだ!

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この地点で標高600mほど。奥多摩駅が標高350mほどでしたので、ロードで250mほど稼いだことになります。そして六ツ石山分岐まで、急登が続きます。ま、歩こう。途中、以下のようなWW1の塹壕のようなの山道に辟易。以前、雨天にここを歩いた時は地獄でしたが…今日は、それでも良い方です。

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塹壕を切り抜けると、ちょっと走れるトレイルが続きますがそれも一瞬。三ノ木戸山から六ツ石山までの激坂が往路のハイライトでしょう。

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六ツ石山分岐(標高1,450m)までくれば、「ちょっと登って平坦」の繰り返しで高度を上げていきます。走れるトレイルもちょくちょく出てくるので、無理しない程度に走ります。鷹ノ巣山への尾根筋で運よく富士山を拝むことができました。私は鷹ノ巣山尾根筋からの景色がこのルートで一番好きですね。

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鷹ノ巣山山頂(標高1,736m)

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あとは七ツ石山まで走れるトレイルを爽快に、でも、抑え気味に走ります。なんたって40kmオーバーの長丁場なのですから。途中、七ツ石神社で御参り…も、倒壊寸前です…。あと何度か大雪に見舞われたら…

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七ツ石山山頂(標高1,757m)。穴場の山頂のようで、雲取山より空いてるこちらの山頂で大休止する方もいるようです。

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ここまでくれば、雲取山まで待ったなし!どこかのサイトで、トレラン中級者なら七ツ石山から奥多摩小屋まで走り切れるとありましたので、自称トレラン中級者を名乗る私も挑戦してみました…結果、最後の登りで撃沈…まだまだ未熟者ですね。小雲取山の短い急登をクリアすれば、眼前に雲取山山頂(標高2017m)が!あっという間だった!

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山頂もにぎにぎしくなったので、カップラーメンをいただき20分ほどの休息で復路スタートです!

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復路は七ツ石山、鷹ノ巣山には向かわず、七ツ石山小屋水場への巻き道を快調に走って行きます。ここのお水は本当においしいです!700mlボトル1本補給し、さらに豪快にがぶ飲みして、生き返った!さぁ、復路のハイライトである下り基調の石尾根を快調に走ろう!キロ7~6分で快調快調!でも、天気も良くなってきましたので、所々、足を休め絶景を楽しみながら。

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復路は六石山へ寄り道。ここも休憩するにはもってこいの場所ですね。

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六石山からはトリッキーな下りトレイルを、ニヤニヤしながら激走。ちょっと、変態ですね…。あっという間に奥多摩駅到着。時間にして7時間12分(山頂の20分の休憩除く)去年のハセツネCUP以来のロングトレイルを堪能することができました!

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さて、いかがでしたでしょうか。私はトレッキングで何度も歩いているコースということもあり、距離感覚や水場が掴めていましたし、エスケープルート(鴨沢、峰谷)を念頭に入れて行動することで、安心して走ることができました。1人で初めて行かれる場合は、一度、トレッキングで下見した方が良いかと思います。もちろん、山岳上級者の方は別ですが!以下はタイムテーブルです。山頂を除く休憩も含んだ時間ですので、ご参考にどうぞ。

■タイムテーブル

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